1970年度〜1989年度の学術大会

1989 現代における〈個人−共同体−国家〉

1989年度学術大会
現代における〈個人−共同体−国家〉

1989年11月16日(木)・17日(金)/岡山・カルチャーホテル

第1日 (11月16日)

〈分科会報告〉
(1) 初期ヘーゲルにおける"Positivitaet"について/広島修道大学 油納芳生
(2) イェーリングにおける法と国家/名古屋音楽大学 山口廸彦
(3) エーミール・ラスクの法哲学/東北学院大学 陶久利彦
(4) 自然知と実践知/ノートルダム清心女子大学 葛生栄二郎
(5) 一八世紀フランス憲法原理の法思想史的考察/金沢大学 畑安次
(6) 自由主義の哲学的基礎づけについて/京都大学 玉木秀敏
〈統一テーマ報告〉
(1) 統一テーマについて/大阪市立大学 笹倉秀夫
(2) 共同体論—その諸相と射程/千葉大学 井上達夫
(3) 〈市民的政治文化〉とM・ウェーバーにおける個人・共同体・国家/北海道大学 今井弘道
(4) 労働法における個人・団体・国家/大阪市立大学 西谷敏

第2日 (11月17日)

(1) ドゥオーキンの法哲学・政治哲学とリベラリズム/札幌大学 旗手俊彦
(2) 憲法学において『自己決定権』をいうことの意味/京都大学 佐藤幸治
シンポジウム

1988 法秩序の生成と変動

1988年度学術大会
法秩序の生成と変動

1988年11月11日(金)・12日(土)/明治学院大学

第1日 (11月11日)

〈分科会報告〉
(1) イデオロギー論と法存在論—マイホーファーの見解について/創価大学 松岡誠
(2) 正義論のゆらぎ—脱正統化とルーマンのシステム論/富山大学 駒城鎮一
(3) H・L・A・ハート著『法の概念』における概念と事実/山梨学院大学 布川玲子
(4) Nordic Realismの特質について—イョルゲンセンの見解を手がかりとして—/名城大学 出水忠勝
(5) 法の捉え方の諸様相—認識論的な、或いは客観的精神としての法の把握/浜松医科大学 柳沢謙次
〈統一テーマ報告〉
(1) 法秩序における真実と事実/学会名誉会員 井上茂
(2) 法秩序の発生における原基形態と互酬性/大阪大学 田中茂樹
(3) 現代社会における『法的なもの』の動揺と拡散/横浜市立大学 名和田是彦

第2日 (11月12日)

(4) 自生的秩序と論争/成蹊大学 桂木隆夫
(5) ナチズムにおける法体制の変動—Ernst Frankelの『二重国家』を中心に/長崎大学 船越耿一
(6) イギリス近代法の多元的構造—法の歴史的分析の再構成のために—/名古屋大学 戒能通厚
シンポジウム

1987 法秩序の生成と変動

1987年度学術大会
法秩序の生成と変動

1987年11月27日(金)・28日(土)/立命館大学

第1日 (11月11日)

(1) ホッブスのElements of Law について (個別報告)/島根医科大学 三吉敏博
(2) 法と狭義の道徳/神奈川大学 森村進
(3) 法における効率性—不法行為法の観点から/中央大学 小林秀文
(4) 私的利益と規範の生成/立教大学 小林公
(5) 功利主義対自然権論論争への疑問/同志社大学 落合仁司

第2日 (11月28日)

(1) 法と暴力—ベンヤミンの『暴力批判論』を手がかりとして(個別報告)/中央大学 森末伸行
(2) R・M・ヘアの二層理論と法—現代功利主義の立場/大阪教育大学 山内友三郎
シンポジウム

1986 東西法文化

1986年度学術大会
東西法文化

1986年11月14日(金)・15日(土)/一橋大学

第1日 (11月14日)

(1) 法の権威性 (個別報告)/東海大学 大塚滋
(2) 法をめぐる異文化相互の距離と接合/大阪大学 矢崎光圀
(3) 西洋法と日本法の接点/東京大学 利谷信義
(4) 極東の法観念に関する誤解/上智大学 大木雅夫

第2日 (11月15日)

(1) 法適用と法律学 (個別報告)/広島大学 平野敏彦
(2) 法系論と日本法/北海道大学 五十嵐清
(3) 中国文化の考察/千葉大学 滋賀秀三
シンポジウム

1985 法哲学と社会哲学

1985年度学術大会
法哲学と社会哲学

1985年11月6日(水)・7日(木)/九州大学

第1日 (11月14日)

(1) 自然権論と功利主義/京都大学 平野仁彦
(2) 秩序について—自然・社会・経済・法—/亜細亜大学 嶋津格
(3) M・ヴェーバーの社会理論における合理性の再検討—主にN・ルーマンとJ・ハーバマスのヴェーバー批判を通して西洋法と日本法の接点/熊本大学 吉田勇
(4) 合理性問題の一考察/福岡大学 岩倉正博

第2日 (11月15日)

(1) ヘーゲルの実践哲学—イェーナ期を中心として—/名古屋大学 筏津安恕
(2) ヘーゲル法哲学の現代的意義/東京大学 城塚登
シンポジウム

1984 権利論

1984年度学術大会
権利論

1984年11月17日(土)・18日(日)/上智大学

第1日 (11月14日)

(1) 法的正当化の構成についての一考察/北海道大学 長谷川晃
(2) 道徳的権利について—J・S・ミルの見解を中心に—/拓殖大学 小谷野勝巳
(3) 権利概念をめぐる諸問題の一考察/同志社大学 深田三徳
(4) 権利論の一側面—民法学の立場から—/九州大学 原島重義

第2日 (11月15日)

(1) 法律行為における権利義務概念/青山学院大学 佐藤節子
(2) 権利の存在論的考察—J・ダバンの権利論に因んで— /九州大学 水波朗
シンポジウム

1983 社会契約論

1983年度学術大会
社会契約論

1983年11月12日(土)・13日(日)/南山大学

第1日 (11月12日)

(1) 純粋法学と自然法理論/南山大学 高橋広次
(2) 古代・中世の社会契約論—スアレスの思想を中心として道徳的権利について—J・S・ミルの見解を中心に—/上智大学 ホセ・ヨンパルト
(3) 科学・哲学革命と社会契約説—ホッブスを中心として—/早稲田大学 藤原保信
(4) ヘーゲルと社会契約論—イエナ期諸論考を手がかりとして—/九州大学 三島淑臣

第2日 (11月13日)

(1) ホッブスとヒューム/成蹊大学 桂木隆夫
(2) 社会契約説の可能性と限界 /千葉大学 井上達夫
シンポジウム

1982 法と強制

1982年度学術大会
法と強制

1982年11月11日(木)・12日(金)/奈良県文化会館

第1日 (11月11日)

(1) ロックにおける同意論の構造/愛媛大学 斎藤英也
(2) 法と強制/関西学院大学 田中茂樹
(3) 法とパターナリズム/熊本大学 中村直美
(4) 法と強制/同志社大学 八木鉄男

第2日 (11月12日)

(1) ヤーコプ・グリムの歴史法学/独協大学 堅田剛
(2) 国際法と強制 /新潟大学 尾崎重義
シンポジウム

1981 法・法学とイデオロギー

1981年度学術大会
法・法学とイデオロギー

1981年11月14日(土)・15日(日)/青山学院大学

第1日 (11月11日)

(1) ケルゼンにおける『イデオロギー』問題/立命館大学 兼子義人
(2) 法的思考とイデオロギー/京都大学 田中成明
(3) 日本憲法学における『科学』と『思想』/東京大学 樋口陽一
(4) 民法学におけるイデオロギーと思想/東京大学 星野英一

第2日 (11月12日)

(1) 分析法理学とイデオロギー/早稲田大学 中村晃紀
(2) 『所有的個人主義』批判者としてのハンス・ケルゼン・再説—純粋法学のイデオロギー批判的性格とイデオロギー的性格—/北海道大学 今井弘道
シンポジウム

1980 法と言語

1980年度学術大会
法と言語

1980年11月15日(土)・16日(日)/福岡大学

第1日 (11月15日)

(1) ベンタムのコモン・ロー批判—『釈義註解』を中心にして— (統一テーマ外)/龍谷大学 石井幸三
(2) ケルゼンにおける法と言語/明治大学 土屋恵一郎
(3) 罪刑法定主義とレトーリク/岡山大学 植松秀雄
(4) 情報化社会に於ける法と言語—法情報学と法哲学との関係について—法と強制/福岡大学 古林祐二

第2日 (11月16日)

(1) 法と言語行為/名古屋大学 森際康友
(2) 法と言語体系 /北海道大学 守屋正通
(3) 法と自然言語—共通感覚論の観点から—/明治大学 中村雄二郎
シンポジウム

1979 日本の法哲学(第二回)

1979年度学術大会 (学会創立30周年記念)
日本の法哲学(第二回)

1979年11月5日(土)・6日(日)/日本青年館

第1日 (11月5日)

ヴェーバー法社会学理論における『合理性』の問題 (統一テーマ外)/熊本大学 吉田勇
木村亀二博士の法哲学と刑法理論/広島大学 大野平吉
和田小次郎の法哲学/早稲田大学 佐藤篤士

第2日 (11月6日)

西周の法哲学/神戸大学 蓮沼啓介
穂積陳重の学問 /東京大学 碧海純一
尾高朝雄の法哲学/大阪大学 矢崎光圀

1978 日本の法哲学(第一回)

1978年度学術大会 (学会創立30周年記念)
日本の法哲学(第一回)

1978年12月7日(木)・8日(金)/京都府立勤労会館 (主催校・同志社大学)

第1日 (12月7日)

法思考における批判理論の位置 (統一テーマ外)/中京大学 松浦好治
加古法哲学における近代市民法の体系性/関西学院大学 田中茂樹
西周の法思想/東京大学 長尾龍一
小野梓/法政大学 大橋智之輔

第2日 (12月8日)

中国古代の法思想についての一考察 (統一テーマ外)/東北大学 石川英昭
中島重—その社会連帯の法哲学—/同志社女子大学 武邦保
宮澤俊義/立正大学 原秀男
恒藤恭の法哲学—特に法の本質について—/同志社大学 八木鉄男

1977 法規範をめぐる諸問題

1977年度学術大会
法規範をめぐる諸問題

1977年11月10日(木)・11日(金)/国立教育会館

第1日 (11月10日)

ヘーゲルとヴェーバー—自立人概念の歴史的構造について—/大阪市立大学 笹倉秀夫
ケルゼンの強制秩序概念と授権規範論/東北大学 菅野喜八郎
法規範と法体系—イギリスにおける最近の議論を中心に—/同志社大学 深田三徳
法の拘束力の概念と機能/青山学院大学 佐藤節子

第2日 (11月11日)

法の妥当と規範性/関西大学 竹下賢
法規範の性格—法における存在と当為—/立命館大学 天野和夫

1976 法哲学と実定法学

1976年度学術大会
法哲学と実定法学

1976年11月11日(木)・12日(金)/石川県社会福祉会館 (主催校・金沢大学)

第1日 (11月11日)

ルソーにおける自然と社会/島根大学 佐々木允臣
罪刑法定主義—その意味・機能・哲学的基礎づけ—/上智大学 ホセ・ヨンパルト
M・ヴェーバーとC・シュミット—社会史的分析を中心として—/京都大学 上山安敏
法における形式と言葉/大阪大学 矢崎光圀

第2日 (11月12日)

法律学の哲学的契機//岡山大学 植松秀雄
憲法と法哲学—憲法の原理的問題— /東京大学 小林直樹
法体系の内的編成—認識論上の諸前提をめぐって—/東京大学 藤田勇

1975 法と倫理

1975年度学術大会
法と倫理

1975年11月6日(木)・7日(金)/京都府立勤労会館

第1日 (11月6日)

事物の本性概念の否定論について—ドライヤーの場合—/熊本大学 中村直美
市民社会における法と倫理—思想史的アプローチによる一試論—/九州大学 三島淑臣
法社会学における法と道徳/東京大学 六本佳平
改正刑法総論とモラリズム/法政大学 吉川経夫
西洋中世における法と倫理/東北大学 世良晃志郎

第2日 (11月7日)

パシュカーニスによる法死滅論の基礎づけ—その批判—/早稲田大学博士課程修了 瀧島正好
医療における法と倫理 /東京都立大学 唄孝一

1974 正義

1974年度学術大会
正義

1974年11月9日(土)・10日(日)/東京都立大学

第1日 (11月9日)

事実認定の論理に関する一考察/立教大学 小林公
正義推論における演繹的方法の役割/明治学院大学 吉野一
ジョン・ロールズの『公正としての正義』論/京都大学 田中成明
『自然主義的誤謬』以後/東京大学 杖下隆英

第2日 (11月10日)

合理的理念としての正義—ボーデンハイマーの正義論から—/北海道教育大学 新里光代
正義と理性 /関西学院大学 飛沢謙一
シンポジウム/司会:碧海純一・天野和夫

1973 法哲学の課題と方法

1973年度学術大会
法哲学の課題と方法

1973年11月6日(火)・7日(水)/大阪市立労働会館
第1日 (11月6日)

J・S・ミルと一九世紀イギリス法思想—『自由論』を中心として—/鹿児島大学 清水征樹
法への不服従について—〈市民的不服従〉との関連において—/拓殖大学 小谷野勝巳
法哲学に何を望むか—実用法学および法社会学の立場から—/東京大学名誉教授 川島武宜
日本法哲学の課題/東京大学名誉教授 野田良之

第2日 (11月7日)

現代西ドイツ法学方法論の一断面/東北大学 青井秀夫
法哲学の学問的性格と課題 /京都大学 加藤新平

1972 現代自然法の理論と諸問題

1972年度学術大会
現代自然法の理論と諸問題

1972年11月14日(火)・15日(水)/家の光会館

第1日 (11月14日)

ジョン・ロックの自然法論/早稲田大学 福山仙樹
法原則の歴史性と自然法論/上智大学 ホセ・ヨンパルト
法と存在/静岡大学 南利明
自然法と実定法/九州大学 水波朗

第2日 (11月15日)

自然法と婚姻/大阪市立大学 阿南成一
一民法学者の自然法観 /東京大学 星野英一

1971 法的推論

1971年度学術大会
法的推論

1971年11月8日(月)・9日(火)/京都府立勤労会館 (主催校・同志社大学)

第1日 (11月8日)

イギリス法理学と法学教育—一九世紀の展開をめぐって—/同志社大学 深田三徳
方法二元論をめぐる最近の規範論理学的議論/華頂短期大学 守屋正通
法的決定における論理の規制作用/東京大学 碧海純一
わが私法における法形成と法理論/京都大学 北川善太郎

第2日 (11月9日)

法律と論理学との相互関係/京都大学 山下正男
民事事件における権利と判決との関係—ウプサラ学派の見解—/青山学院大学 佐藤節子
法秩序の過程分析/お茶の水女子大学 井上茂
シンポジウム/司会:矢崎光圀、八木鉄男、峯村光郎

1970

1970年度学術大会

1970年10月9日(金)/東京都勤労福祉会館 (主催校・慶應義塾大学)

戦後の法解釈方法論の展開について/京都大学 田中成明
井上毅の法律観—明治前期法思想史研究ノート—/法政大学 大橋智之輔
経験主義と形而上学の間/南山大学 稲垣良典

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